◆6月から公開中の超低予算ゾンビ映画『カメラを止めるな!』
約300万円と低予算で製作され、6月23日から東京都内の劇場2館で上映が始まったインディーズ映画「カメラを止めるな!」(上田慎一郎監督)。
監督・俳優養成の専門学校「ENBUゼミナール」のシネマプロジェクト第7弾となる異色ゾンビムービー。
とある自主映画の撮影隊が山奥の廃墟でゾンビ映画の撮影をしていたが、そこへ本物のゾンビが襲来。ディレクターの日暮は大喜びで撮影を続けるが、撮影隊の面々は次々とゾンビ化していき…。
◆長回しや緻密な脚本など、無名俳優と上田監督が作り上げた野心作
これまで短編作品で評価を集めてきた上田監督の待望の劇場長編1作目で、全編96分、オーディションで選ばれた無名の俳優たちと共に創られた。
数カ月に渡るリハーサルを経て俳優たちに当て書きをし、他に類を見ない構造と緻密な脚本。
◆国内外の映画祭で公開前から高く評価されていた
国内では“ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2018”でゆうばりファンタランド大賞(観客賞)を受賞。
4月に出品されたイタリア「ウディネ・ファーイースト映画祭」では5分間のスタンディング・オベーションという大歓迎を受け、シルバーマルベリー(観客賞2位)を受賞。
6月にはブラジルの映画祭「Fantaspoa」で最優秀作品賞、先週末には韓国「プチョン国際ファンタスティック映画祭」にてヨーロッパ審査員特別賞を受賞したばかりと、内外で大絶賛を受けている。
◆公開されると連日満員の大盛況
今年6月23日に劇場公開されると、その人気は一気に炸裂し、海外映画祭での評判、SNSでの口コミ等により都内2館の上映劇場では満席が続出した。
新宿 K’s cinemaでは公開以来全72回連続満席という記録(7月22日時点)を樹立した。
興行通信社の発表する週末観客動員数ミニシアターランキング(7/21~22)では 堂々の1位に躍り出た。
◆指原莉乃ら芸能人から映画監督までが大絶賛
映画を観た「HKT48」の指原莉乃が、SNS上で「会う人全員にすすめてる」と紹介し、「本当に元気でるから観に行って欲しい~!内容とか調べずに。本当に面白いから~~!!!」と投稿。
自身も映画監督=“作り手”側である俳優の斎藤工は、ブログ「斎藤工務店」で「ちょっと待ってくれ 面白過ぎる やい 映画関係者達よ 邦画の現状・実状をやいのやいのと嘆く前にこの映画を観るべし」とコメントを寄せるほどだ。
本広克行、犬童一心、深田晃司、吉田大八、品川ヒロシら著名な監督たち、水野美紀をはじめとした俳優陣、水道橋博士ら映画に造詣の深い芸能人、評論家から賛辞の声が相次ぎ。
◆映画レビューサイト「coco」では満足度100%も記録
「カメラを止めるな!」に関するTwitterユーザーの感想。満足度98%。総ツイート359件。
国内最大規模の映画レビューサイト「coco」によれば、応援上映が社会現象化した『バーフバリ 王の凱旋』や、世界に誇る巨匠・黒澤明監督の『椿三十郎』、アカデミー賞受賞作『シェイプ・オブ・ウォーター』などを超える満足度100%を獲得(7月24日現在)。
旧作映画 注目度ランキング
「coco」ユーザーからは、「ポンコツなゾンビ映画と思いきや、途中からそのポンコツの意味が分かって二度美味しい映画」「低予算パニック映画を観る時に取る間合いをまんまと利用された感じ。これはやられた!」とその構造を絶賛する声。
「今年一番笑った映画かも! しかも最後のハードルでは素直に“感動”までさせられちゃったよ!」「後半は終始ゲラゲラと笑っていた!そしてラストは笑いながら泣いた!」と、“笑った”に加えて“泣いた”という声が続出。
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